ファーストビュー

矯正歯科・歯列矯正

ortho

矯正歯科(歯列矯正)治療

― 笑顔に自信を持ちたいすべての方へ ―

「歯並びが気になって、人前で思い切り笑えない」「前歯のガタつきがずっとコンプレックスだった」
そんな想いを抱えている方は、決して少なくありません。
実際に当院にも、「矯正に興味はあるけれど、痛みや費用が心配で踏み出せない」「年齢的に遅すぎないか不安」といったお声が多く寄せられます。
矯正歯科治療は、単に見た目を整えるだけのものではありません。口元の印象が変わることで、自信やコミュニケーション、そして健康面にも大きな変化が現れる治療です。
私たち多摩センター田中歯科医院では、患者さま一人ひとりの想いに寄り添いながら、最適な矯正歯科治療をご提案しています。

歯並びに悩む多くの方が抱える“共通の気持ち”

「見た目」だけじゃない、さまざまな悩み

矯正歯科治療を希望される方の多くが、次のような思いを抱えています。

  • 「前歯のねじれが気になって、写真を撮るのが苦手」
  • 「すきっ歯がコンプレックスで、つい口元を手で隠してしまう」
  • 「子どもの歯並びが気になるけれど、どのタイミングで相談すればいいかわからない」

こうした悩みは、日常生活の中で無意識のうちにストレスとなって積み重なっていくものです。
特に思春期や社会人になったばかりの方にとって、歯並びは“第一印象”に直結する要素でもあり、自己肯定感にも大きく関わります。

矯正歯科治療で得られる、見た目以上の“変化”

健康・美容・人生の質にもつながる多面的なメリット

矯正歯科治療で歯並びを整えることで得られる変化は、見た目の美しさにとどまりません。

  • 1. 虫歯・歯周病のリスクを軽減

    歯列が整うことで歯みがきがしやすくなり、清掃性が向上します。磨き残しが減ることで、虫歯・歯周病の予防にもつながります。

  • 2. 噛み合わせの改善

    正しいかみ合わせを手に入れることで、咀嚼機能が向上し、消化器への負担も軽減。顎関節症や肩こりのリスク軽減にもつながることがあります。

  • 3. 発音・呼吸・姿勢への好影響

    歯並びの改善によって発音の明瞭化や鼻呼吸の習慣化が促され、全身の健康にも良い影響を与えます。舌や口腔周囲筋の使い方が変わることで、姿勢の改善につながるケースも。

  • 4. 見た目とメンタルの変化

    コンプレックスが解消され、自然な笑顔に自信が持てるように。人前で話す、笑う、写真に写る――そのすべてが前向きな体験に変わります。

「もっと早くやればよかった」― 多くの患者さまが語る矯正後の実感

矯正歯科治療を終えた患者さまの中には、こんな感想をお話しくださる方が多くいらっしゃいます。
「見た目が変わったのはもちろん、気持ちまで明るくなった」
「マスクを外すことに抵抗がなくなった」
「人前で堂々と笑えるようになって、写真も怖くない」
こうした変化が得られるのも、矯正歯科治療が“見た目の変化”と“内面の変化”の両方をもたらす医療だからこそです。

「悩んでいた時間がもったいなかった」と思っていただくために

矯正歯科治療は長期間にわたる医療です。だからこそ、治療開始前の不安や疑問にきちんと寄り添い、患者さまが安心してスタートを切れることが何より大切だと私たちは考えています。

矯正歯科とは? ~機能と美しさの両立を目指して~

「歯並びをきれいにするだけが矯正歯科治療ではない」――この言葉を、矯正を検討されているすべての方にお伝えしたいと、私たちは考えています。
矯正歯科治療の目的は、単なる見た目の改善にとどまりません。噛み合わせのバランスを整えること、そして将来的な口腔の健康を守ることも、大きな目的の一つです。
多摩センター田中歯科医院では、見た目と機能の両方を大切にする「本質的な矯正歯科治療」をご提供しています。

正しい咬み合わせが、全身の健康にもつながる

歯並びが悪い状態では、食べ物を均等に噛むことができず、片側の顎ばかりに負担がかかったり、消化器系に負担がかかってしまうことがあります。
さらに、咬み合わせのズレは、顎関節症、頭痛、肩こり、姿勢の歪みなど、全身の不調につながることも少なくありません。
矯正歯科治療を通じて咬み合わせを正しく整えることは、お口だけでなく全身の健康を守るためにも重要です。
ただ見た目を整えるのではなく、「噛む」「話す」「飲み込む」といった本来の機能をきちんと働かせるための治療なのです。

美しい歯並びは、あなたの印象と自信を変える

とはいえ、矯正歯科治療を考えるきっかけとして最も多いのは、やはり「見た目の悩み」です。

  • 前歯のガタガタが気になる
  • すきっ歯や出っ歯がコンプレックス
  • 横顔や口元のラインに自信がない

こうした悩みを抱えたままでは、人と接するときに自然な笑顔を出しにくくなってしまいます。
矯正歯科治療によって歯並びが整えば、笑顔の印象が明るくなるだけでなく、発音や口元の動きにも自信が持てるようになります。
「マスクを外すことに抵抗がなくなった」「就職活動や婚活にも前向きになれた」というお声も、患者様からよくいただきます。
歯並びの改善は、人生の転機となる場面で大きなプラスになる要素なのです。

親知らず・顎の成長…“土台”を理解することの大切さ

矯正歯科治療では、歯並びだけでなく、その土台となる顎の骨格や親知らずの状態も非常に重要な要素です。

親知らずと矯正歯科治療

多くの方が気にされる「親知らず」。
場合によっては、矯正歯科治療前に親知らずの抜歯を行うことで、歯を動かすためのスペースを確保したり、後戻りのリスクを軽減することができます。
特に20代以降で矯正を検討される方は、すでに親知らずが生えているケースも多く、正しい診断とタイミングを見極めることが大切です。

顎の成長と治療時期

小児矯正の場合、顎の成長を利用して骨格のバランスを整える治療が可能です。
一方で、成人の矯正では顎の成長がほぼ止まっているため、歯の移動に工夫が求められます。
そのため、「見た目だけを整える簡易な矯正」と「機能改善も伴う本格矯正」では、必要な治療方針が大きく異なることもあります。
多摩センター田中歯科医院では、精密検査(レントゲン・歯型・咬合分析など)をもとに、将来を見据えた矯正歯科治療計画を立案しています。

多摩センター田中歯科医院の矯正方針

私たちは、“機能性と審美性を両立させた矯正歯科治療”を大切にしています。
患者さまのライフステージやお悩みに合わせて、

  • 表側矯正(メタル/審美装置)
  • 目立ちにくい裏側矯正(リンガル・ハーフリンガル)
  • マウスピース型矯正(インビザライン)
  • 部分矯正(前歯のみ など)

など、複数の治療方法から最適な選択肢をご提案しています。
また、治療の途中で親知らずの抜歯や、かぶせ物の変更が必要になる場合にも、当院内で一貫して対応が可能です。
「この医院なら安心して任せられる」と思っていただける環境づくりを心がけています。

あなたに合った矯正法を一緒に見つけます

― 表側・裏側・マウスピース・部分矯正、それぞれの選び方 ―

「矯正って、一種類じゃないんですか?」
カウンセリングでこうしたご質問をいただくことは、実は少なくありません。
近年の矯正歯科治療は大きく進化しており、治療法の選択肢が多様化しています。それにより、患者様のライフスタイルやご希望に合わせた“オーダーメイド治療”が可能になってきました。
ただし、選択肢が増えたぶん、どの治療法が自分に合っているのか判断が難しいという方も多くいらっしゃいます。
ここでは多摩センター田中歯科医院でご提案している代表的な矯正歯科治療法と、それぞれのメリット・留意点についてご紹介いたします。

表側矯正(ワイヤー矯正)― もっとも歴史ある基本の矯正法

表側矯正は、歯の「表面」にワイヤーとブラケットを取り付けて歯を動かしていく、最もスタンダードな矯正歯科治療です。
多摩センター田中歯科医院では以下のような装置をご用意しています。

  • メタルブラケット(銀色の装置)

    丈夫でコストを抑えられる一方、目立ちやすい点がデメリットです。

  • 審美ブラケット(白や透明の装置)

    歯に近い色の装置を使うため、見た目の違和感が少なく、近年特に人気です。

  • ホワイトワイヤー(白くコーティングされたワイヤー)

    目立ちにくく、審美ブラケットとの併用でナチュラルな印象を保てます。

◎こんな方におすすめ

  • 幅広い症例に対応したい方
  • できるだけ費用を抑えたい方
  • 治療実績の多い方法を希望される方

裏側矯正(リンガル矯正)― 見えない矯正を求める方へ

裏側矯正は、歯の裏側(舌側)に装置をつける方法です。
「矯正中であることを人に気づかれたくない」「接客業や営業職だから口元が気になる」という方に非常に人気があります。
多摩センター田中歯科医院では以下の2パターンに対応しています。

  • フルリンガル(上下ともに裏側)

    もっとも目立たない方法で、芸能人や人前に出るお仕事の方にも選ばれています。

  • ハーフリンガル(上のみ裏側/下は表側)

    費用を抑えつつ、見た目への配慮もできるバランスの取れた方法です。

◎こんな方におすすめ

  • 療中の見た目を気にされる方
  • 人前で話す機会が多い職業の方
  • 目立たない装置を希望される方

マウスピース型矯正(インビザライン等)― 透明で取り外し可能な矯正

マウスピース型矯正は、透明なプラスチック製の装置(アライナー)を使って歯を段階的に動かしていく方法です。
2週間に1回程度のペースでマウスピースを交換しながら、理想の歯並びを目指します。
食事中や歯みがきの際には取り外せるため、日常生活への影響が少ないのが大きな特徴です。

◎こんな方におすすめ

  • 目立たない矯正を希望される方
  • 金属アレルギーのある方
  • 取り外せる装置が良い方(ただし自己管理が必要です)

部分矯正 ― 前歯だけの矯正にも対応しています

「前歯のちょっとしたズレだけ直したい」「被せ物の前に歯並びを整えたい」という方には、部分矯正という選択肢もあります。
全体的な矯正よりも費用や期間を抑えやすく、結婚式や就活、婚活などのイベントに向けて短期間で治療したい方にも好評です。
ただし、奥歯の咬み合わせが関係している症例などは全体矯正が必要となるため、精密な診断が前提となります。

◎こんな方におすすめ

  • 前歯の見た目だけ気になる方
  • 費用や期間を抑えたい方
  • イベントに合わせて治療したい方

あなたの矯正歯科治療に“正解”を見つけるために

矯正歯科治療には多くの選択肢があり、それぞれに適した症例・ライフスタイル・ご希望があります。
「どれが優れているか」ではなく、「どれが自分に合っているか」を見つけることが、成功の鍵です。

矯正歯科治療の流れ ~初診から保定まで~

「矯正歯科治療って、どのくらいの期間がかかるの?」「何回くらい通院するの?」「痛いのはいつ?」「保定って何をするの?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
矯正歯科治療は、一度始めると数ヶ月~数年にわたって継続する長期治療です。
だからこそ、事前に治療の全体像を理解しておくことが、患者様の安心と納得につながると、私たちは考えています。
ここでは、多摩センター田中歯科医院で行っている「矯正歯科治療の基本的な流れ」をご紹介します。

  • STEP01

    初診カウンセリング ~まずはお悩みをお聞かせください~

    矯正歯科治療は、一人ひとりの歯並びやご希望に合わせてオーダーメイドで進める必要があります。
    そのため多摩センター田中歯科医院では、初診カウンセリングを非常に重視しています。
    ・現在のお悩みやご不安
    ・治療へのご希望(目立たない装置がいい、費用を抑えたいなど)
    ・ご年齢やライフスタイル(お仕事・ご予定・結婚式など)
    こうした背景しっかり共有いただくことで、「あなたにとって最適な治療計画」をご提案することが可能になります。

  • STEP02

    精密検査・診断 ~矯正の設計図をつくる工程~

    矯正歯科治療は”見た目”を整えるだけでなく、”機能”を改善する医療行為です。
    そのため、事前の精密な検査・診断が不可欠です。
    多摩センター田中歯科医院で行う検査は、以下のような内容です:
    ・お口の中の写真撮影(口腔内・顔貌)
    ・歯型の採取(3Dスキャン)
    ・パノラマ/セファロレントゲン撮影
    ・咬み合わせのチェック
    これらをもとに、歯並びの問題点、顎の成長状態、親知らずの有無、抜歯の必要性などを総合的に判断し、治療計画を立案します。

  • STEP03

    治療計画のご説明とご提案

    検査結果をもとに、以下の内容を丁寧にご説明いたします。
    ・治療の目的とゴールイメージ
    ・使用する矯正装置の種類とその特徴
    ・抜歯の要否や親知らずの影響
    ・期間・通院頻度の目安
    ・費用とお支払い方法(総額制・分割対応など)
    治療内容にご納得いただいたうえで、同意書を交わし治療スタートとなります。
    無理に契約を迫るようなことは一切ありませんので、安心してご相談ください。

  • STEP04

    矯正装置の装着と治療スタート

    いよいよ矯正装置の装着です。装置の種類によって初回の手順は異なりますが、共通して大切なのは「慣れるまでのサポート」です。
    装着後は:
    ・初めの数日間に「歯が浮いたような違和感・軽い痛み」が出ることがあります
    ・食事や歯磨きにコツが必要ですので、丁寧に指導いたします
    ・装置の調整は、月1回前後の通院が一般的です(装置によって異なります)
    治療期間は症例によって異なりますが、部分矯正で3~6ヶ月、全体矯正では1.5年~2.5年程度が目安となります。

  • STEP05

    治療後の”保定”期間 ~後戻りを防ぐ大切なステップ~

    歯並びが整って装置を外したあと、そのままでは歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起きてしまいます。
    これを防ぐのが「保定(リテーナー)」です。
    ・取り外し式の透明なマウスピース型
    ・歯の裏側に固定するワイヤー型
    など、患者様に応じた保定装置をご提案します。保定期間は最低でも1年~2年が推奨されます。

  • STEP06

    メンテナンス・再診 ~美しい歯並びを守るために~

    矯正終了後も、定期的な経過観察(リコール)を行うことで、歯並びや咬み合わせの安定をチェックしていきます。
    また、ホワイトニングやセラミック補綴との併用をご希望の方には、審美治療のご提案も可能です。

矯正は“完了”より“継続”が大切。だから、私たちが伴走します

矯正歯科治療は、「装置を外したら終わり」ではありません。
「きれいな歯並びを、ずっと保つこと」こそが本当のゴールです。

矯正歯科治療中のよくあるご不安とその対策

「痛み」「目立ち」「食事や発音」…始める前に知っておきたいこと

「矯正歯科治療に興味はあるけれど、痛そう」「装置が目立って恥ずかしいのでは?」「仕事や日常生活に支障が出ないか心配」
このように、矯正歯科治療を検討する多くの方が、治療中の生活への影響に不安を感じています。
実際に多摩センター田中歯科医院へご相談にいらっしゃる方も、最初のカウンセリングで「興味はあるけれど一歩が踏み出せなかった」とお話しされることが少なくありません。
しかし、ご安心ください。現在の矯正歯科治療は日々進化しており、痛みや見た目の問題を軽減できる装置やサポート体制が整っています。
ここでは、よくある不安とその対策をQ&A形式でわかりやすくまとめました。

  • 矯正歯科治療はどのくらい痛いですか?
    装着直後に軽い痛みや違和感が出ることがありますが、ほとんどが数日で慣れます。
    ワイヤー矯正やマウスピース矯正では、歯に力がかかることにより「歯が浮いたような感覚」や「軽い痛み」が出る場合があります。
    特に装置をつけた初日~3日間がピークで、1週間ほどで痛みは自然に落ち着いていくことがほとんどです。
    また、近年はセルフライゲーションブラケットなど弱い力で効率よく動かす装置も登場しており、痛みの軽減が期待できます。
  • 装置が目立って恥ずかしくないですか?
    目立ちにくい「審美ブラケット」や「マウスピース型矯正」「裏側矯正」も選べます。
    「昔のような銀色のギラギラした装置」をイメージされる方も多いですが、現在の矯正は見た目にも配慮された設計が一般的です。
    多摩センター田中歯科医院では以下のような目立ちにくい装置をご用意しています。
    ・白や透明の審美ブラケット+ホワイトワイヤー
    ・透明なマウスピース型矯正(インビザライン等)
    ・歯の裏側に装置をつける裏側矯正(リンガル)
    職業柄、見た目を気にされる方や、結婚式・面接を控えている方でも安心して治療が受けられるよう、ライフスタイルに合わせた治療法をご提案いたします。
  • 食事はしにくくなりますか?
    慣れるまでは多少不便を感じることもありますが、多くの方が徐々に通常通りの食事ができるようになります。
    矯正装置を装着してすぐの時期は、硬いものや繊維質の食材(おせんべい・ナッツ・お肉の筋など)は避けていただくのが安心です。
    マウスピース矯正の場合は、食事中は装置を外せるため普段通りに食事が可能です。
    ワイヤー矯正の場合も、調整日から数日を除けば、徐々に食事の制限はなくなっていきます。
    また、装置の隙間に食べ物が挟まりやすくなるため、多摩センター田中歯科医院では矯正用歯ブラシやタフトブラシの使い方も丁寧にご案内しています。
  • 発音はしにくくなりますか?
    裏側矯正では一時的に違和感がある方もいますが、ほとんどの方が1~2週間で自然な発音を取り戻しています。
    特に舌に装置が触れる裏側矯正では、「サ行・タ行」が言いづらくなることがありますが、多くの方は1~2週間程度で慣れ、通常通りの会話ができるようになります。
    どうしても気になる方には、上だけ裏側、下は表側という「ハーフリンガル矯正」もご提案可能です。
    発音に不安がある方は、装置の選択段階でしっかりと相談しておきましょう。
  • 矯正中の見た目が気になるからホワイトニングもしたいのですが…
    マウスピース矯正なら、治療中でもホワイトニングが可能です。
    多摩センター田中歯科医院では、矯正とホワイトニングを並行して進める治療にも対応しています。
    特にマウスピース型矯正の場合、マウスピースがホワイトニングトレーの代用にもなるため、治療中に歯並びと歯の白さの両方を手に入れることが可能です。
    ただし、ワイヤー矯正中はホワイトニングの時期を工夫する必要がありますので、カウンセリング時にご相談ください。

抜歯・非抜歯の判断基準とは?

―「歯は抜かない方がいい」は本当?正しい診断のもとで行う安全な選択

「矯正歯科治療って、やっぱり歯を抜かないといけませんか?」
このご質問は、カウンセリングで最も多くいただくものの一つです。
「健康な歯はできるだけ残したい」というお気持ちは当然ですし、私たちもできる限り歯を抜かずに治療を進めることを第一に考えます。
しかしながら、患者様の症例によっては“抜歯をした方が、歯並びや噛み合わせ、さらには見た目や安定性の面で良い結果を得られる”こともあるのです。
ここでは、多摩センター田中歯科医院がどのような判断基準で「抜歯」または「非抜歯」の矯正歯科治療を提案しているかをご紹介いたします。

抜歯を検討するのは、こんな場合です

歯を並べるスペースが足りない場合

歯の大きさに対して顎が小さいと、歯がきれいに並ぶためのスペースが確保できず、「デコボコ(叢生)」の原因になります。
このようなケースでは、スペース確保のために抜歯が必要になることがあります。
特に前歯が出ている「出っ歯(上顎前突)」や、口元が前に突き出た印象を受ける場合には、歯を抜いて口元を下げることによって、見た目の改善にもつながります。

噛み合わせのバランスを整えるため

上下の顎のサイズや歯の本数のバランスが悪いと、噛み合わせがうまく合わず、矯正後に「ズレ」や「不安定さ」が残ってしまうことがあります。
このようなケースでも、あえて抜歯を行い、噛み合わせの調和をとるという選択が行われることがあります。

非抜歯で対応できるケースも増えています

一方で、近年では非抜歯(歯を抜かずに行う矯正)で治療できる症例も増えています。

拡大床やIPR(歯と歯の間を少しだけ削る処置)などでスペースを確保

  • 歯を抜かなくても、顎の幅を拡げたり、歯と歯の間にわずかな隙間を作ることで、歯列を整えられる場合があります。
  • 主に軽度~中等度の叢生(ガタつき)であれば、非抜歯での対応が可能になることも多いです。

成長期を利用した小児矯正では非抜歯を目指すことが可能

  • 成長期のお子さまでは、顎の骨の成長をコントロールしながら歯列を整える治療(Ⅰ期矯正)が行えます。
  • 将来の抜歯矯正を回避できる可能性が高まります。

抜く歯は「小臼歯」が多い理由とは?

便宜抜歯(治療のための抜歯)では、前から4番目または5番目の歯(小臼歯)を選ぶことが多いです。
この理由は以下の通りです:

  • 小臼歯は奥歯(臼歯)や前歯(切歯)の機能への影響が比較的少ない
  • 審美的にも目立ちにくく、抜歯のスペースを最大限に活かせる
  • 噛み合わせや口元のバランスを調整しやすい位置にある

もちろん、どの歯を抜くかは精密検査をもとに慎重に判断します。
必要であれば、CTやセファロ分析を用いて、咬合・骨格・筋肉のバランスも踏まえた上での判断を行います。

抜歯は“悪いこと”ではありません。むしろ…

矯正における抜歯は、「健康な歯を犠牲にする」というイメージを持たれる方も少なくありません。
しかし私たちは、「その1本を抜くことで、他のすべての歯の寿命を延ばすことができる」という視点で捉えています。
無理に歯を詰め込むことで、歯列が外に膨らみ、歯茎が下がったり、噛み合わせに無理がかかったりするリスクがあります。
正しい診断に基づいて計画的に抜歯を行えば、審美性・機能性・予後の安定性すべてを高める結果が期待できます。

多摩センター田中歯科医院の「抜歯・非抜歯」の考え方

当院では、矯正歯科治療を希望されるすべての患者様に対して、以下の姿勢で診断・治療を行っています:

  • 「なるべく抜かない」ことを基本方針としながらも、見た目・機能・健康を総合的に考慮して治療方針を決定
  • 必要であれば、親知らずの抜歯で対応する方法もご提案
  • どの選択肢にもメリット・デメリットを説明し、最終判断は患者様ご本人と一緒に行う

無理のない治療を、納得して受けていただくために、丁寧なカウンセリングとわかりやすい説明を大切にしています。

歯はあなたの財産。だからこそ、正しく活かす治療を。

「歯を抜くかどうか」は、矯正歯科治療において最も大きな決断のひとつです。
大切なことは、“抜くか抜かないか”ではなく、その選択があなたにとってどんな未来をもたらすかをきちんと見極めること。
多摩センター田中歯科医院では、その判断を誠実に、根拠を持って行うことをお約束します。

差し歯やインプラントがある方も矯正は可能ですか?

― 被せ物があっても、矯正歯科治療をあきらめないでください

「前歯に差し歯があるけれど、矯正できるの?」「インプラントが入っていると矯正は無理ですか?」
このようなご質問は、30~60代の患者様から特によくいただきます。
結論から言うと、差し歯(被せ物)やインプラントがあっても、矯正歯科治療は可能です。
ただし、天然歯とは異なる配慮が必要となるため、治療計画を立てる際に慎重な判断と専門的な知識が求められます。
多摩センター田中歯科医院では、歯の状態に応じた適切な矯正プランをご提案し、見た目と機能の両立を目指した包括的な治療を行っています。

差し歯(クラウン・セラミック)があっても矯正できます

差し歯とは、虫歯や外傷などで失われた歯の一部を補うために、人工の被せ物(クラウン)を装着している状態です。
歯の根が残っており、歯根膜と歯槽骨が健全であれば、天然歯と同様に矯正で動かすことが可能です。

接着方法にひと工夫が必要

通常のブラケットは天然歯に直接装着しますが、差し歯は素材(セラミック・ジルコニア・メタルボンドなど)によって接着のしやすさが異なります。
必要に応じて特殊な接着材を用いたり、仮歯に置き換えることで、矯正歯科治療を安全に進めることができます。

差し歯のやり直しタイミング

矯正によって歯の位置が大きく変わる場合、治療後に差し歯の再製作(再装着)が必要になるケースもあります。
これは見た目や噛み合わせを整えるための“仕上げ”として行うもので、審美性・機能性の両面でメリットがあります。

インプラントがあっても矯正歯科治療はできますが、“動かす”ことはできません

インプラントは人工歯根として顎の骨としっかり結合しているため、天然歯のように動かすことはできません。
そのため、矯正歯科治療中は「インプラント以外の歯を動かす」という前提で、治療計画を工夫する必要があります。

インプラントの前に矯正歯科治療を行うことが理想

歯列全体のバランスや咬み合わせを整えてからインプラントを埋入する方が、

  • より理想的な位置に歯を配置できる
  • インプラントの長期的な安定につながる

といったメリットがあります。

しかし、すでにインプラントがある方でも、残っている歯の移動によって全体のバランスを改善することは十分に可能です。
「インプラントがあるから矯正できない」とあきらめる必要はありません。

矯正用アンカースクリューとの違いは?

インプラントと混同されやすいのが、矯正歯科治療で用いるアンカースクリュー(インプラントアンカー)です。
こちらは歯の移動を効率よく行うための一時的な固定源として、顎の骨に小さなネジ(チタン製)を埋め込むものです。
治療が終われば取り外し可能で痕も残りません。インプラントとは用途も目的もまったく異なりますのでご安心ください。

多摩センター田中歯科医院が行う「補綴物あり矯正」の3つの配慮ポイント

多摩センター田中歯科医院では、補綴物(差し歯・銀歯・インプラントなど)がある方に対して、以下のような配慮を徹底しています。

  • 1. 精密な診査・診断を実施

    セファロレントゲンやCTを用いて、歯根・歯槽骨・補綴物の状態を三次元的に診断します。

  • 2. 補綴と矯正の連携治療

    必要に応じて、矯正終了後にセラミックの再製作や咬合調整を行うことで、一貫性のある仕上がりを実現します。

  • 3. 長期安定性を見据えた設計

    単に歯を並べるだけでなく、インプラントや補綴物が将来も安定して機能する咬合バランスを設計します。

「もう遅い」「できない」と思っていた矯正に、可能性があります

差し歯があるから、インプラントがあるから…と、矯正歯科治療をあきらめてしまっていた方も少なくありません。
しかし、現在ではほとんどのケースで安全に矯正歯科治療を行うことが可能です。
重要なのは、「補綴も含めた総合的な視点で治療計画を立てられる医院かどうか」です。
多摩センター田中歯科医院では、矯正歯科治療と補綴治療(クラウン・ブリッジ・インプラント)の両面に強みを持つ体制を整えており、どちらかに偏ることなく最適な治療をご提案いたします。

あなたの歯は、今からでもきれいに整えられます

過去に治療した歯があるからといって、矯正をあきらめる必要はありません。
大切なのは、「これからの歯の健康」と「今後何十年も続く人生の快適さ」です。

お子さまの矯正と大人の矯正の違い

― 成長を活かす小児矯正と、仕上がりを極める成人矯正

「子どもの歯並びが気になるけれど、いつから矯正を始めるべき?」「自分が今から矯正しても遅くない?」
このようなご相談を受けることは、多摩センター田中歯科医院でも非常に多くなっています。
矯正歯科治療には、「成長を利用できる子どもの矯正(小児矯正)」と、「大人になってから行う成人矯正」があります。
それぞれのメリット・役割・注意点を理解することで、ご本人はもちろん、ご家族にとってもより良い選択ができるようになります。

小児矯正(Ⅰ期治療)とは?

小児矯正とは、顎の成長を利用して歯並びや咬み合わせを整えていく矯正歯科治療で、一般的に6歳~12歳頃を対象としています。
この時期は、乳歯と永久歯が混在している「混合歯列期」と呼ばれ、永久歯がきれいに並ぶ“土台”を整えることが目的です。

◎こんな方におすすめ

  • 顎の大きさやバランスを整える
  • 永久歯が正しい位置に生えてくるよう誘導する
  • 将来的な抜歯矯正や外科的治療を回避できる可能性を高める
  • 噛み癖・舌癖・口呼吸などの悪習癖を改善する

小児矯正は「見た目を治す」ことがゴールではなく、成長を味方にする“準備型治療”ともいえます。

成人矯正(Ⅱ期治療)とは?

成人矯正は、永久歯がすべて生えそろった状態で行う、本格的な歯列矯正です。
骨の成長が止まっているため、歯を動かすためのスペースが足りない場合は、便宜抜歯やアンカースクリューを使うなどの工夫が必要になります。

成人矯正の特徴

  • 精密な仕上がりと審美性を追求できる
  • 咬み合わせの改善や全体のバランスを整えられる
  • 歯周病や被せ物・インプラントの状態を踏まえた設計が必要

年齢を理由に「もう遅いのでは…」と諦めてしまう方もいらっしゃいますが、矯正歯科治療に年齢制限はありません。
実際に当院でも、40代・50代以降の方で治療を始める方が増えており、ライフスタイルや将来の健康を見据えた治療選択として高い満足度を得ています。

小児矯正と成人矯正の主な違い

対象年齢主な目的使用装置抜歯の可能性治療期間メリット

比較項目 小児矯正(Ⅰ期) 成人矯正(Ⅱ期)
対象年齢 約6~12歳 中学生以上~成人
主な目的 顎の成長誘導・予防的治療 歯並び・咬合の精密な改善
使用装置 床装置・拡大装置・簡易ブラケット 表側・裏側矯正/マウスピース型矯正
抜歯の可能性 少ない/回避できることも 症例により必要
治療期間 約1~2年(経過観察含む) 約1.5~3年
メリット 将来の矯正の負担を軽減 精密で審美的な仕上がり

お子さまの矯正は「成長を見極める力」が鍵

子どもの矯正歯科治療では、「すぐに始めた方がいい」ケースもあれば、「今は経過観察で十分」というケースもあります。
重要なのは、顎の成長段階や永久歯の萌出状況、噛み癖・生活習慣までを総合的に評価できる医院であるかどうかです。
多摩センター田中歯科医院では、矯正専門の知識を持った歯科医師が、小児期からの適切な介入のタイミングを診断いたします。
保護者の方への丁寧な説明・経過観察の体制も整えておりますので、ご安心ください。

大人になってからでも矯正は遅くありません

「大人になってから矯正なんて…」「もう手遅れかも」
そんな声を多く聞きますが、実は成人矯正は非常に多くの方に適応可能です。
仕事や子育てに一区切りついたタイミングで矯正を始める方や、マスク時代に目立ちにくい装置でスタートする方も増えています。
また、成人だからこそ、自分の意志で治療に向き合えるため、治療へのモチベーションが高く、仕上がりも安定しやすいという利点もあります。

お子さまにも、大人にも、それぞれのベストなタイミングがあります

矯正歯科治療は、年齢によって目的も方法も異なります。
大切なのは、「今」気になっている症状やお悩みをそのままにせず、早めに専門的なアドバイスを受けることです。

矯正歯科治療がもたらす健康面・機能面のメリット

― 美しさだけじゃない。見えない“本当の効果”を知っていますか?

矯正歯科治療というと「見た目の改善」「歯並びをきれいにすること」が注目されがちですが、
実は、矯正によって得られる効果は見た目以上に“健康”や“機能性”に直結する部分が多く存在します。
「見た目の悩みがないから矯正は必要ない」
そう思っている方にも、ぜひ知っていただきたいのが健康面・機能面のメリットです。
ここでは、矯正歯科治療があなたの“体と未来”にもたらす、本質的な価値についてご紹介します。

1. 噛み合わせの改善によって全身のバランスが整う

歯並びが乱れていると、上下の歯が正しく噛み合わず、片側の歯ばかりに負担がかかったり、顎の関節にストレスがかかったりします。
この状態が続くと…

  • 顎関節症(あごの痛み・開閉障害)
  • 肩こりや頭痛
  • 姿勢の歪みや首の緊張

といった全身症状につながることもあります。

歯科治療によって噛み合わせを整えることは、口腔機能だけでなく全身のバランスを正す第一歩になるのです。

2. 虫歯・歯周病のリスクが減る

歯並びが悪いと、歯ブラシの届きにくい場所が多くなり、食べかすや歯垢(プラーク)が残りやすくなります。
とくに重なり合った前歯や奥歯の歯列不正では、歯石の蓄積や歯周病の進行リスクが高まる傾向にあります。
矯正歯科治療によって歯が整列することで…

  • 歯ブラシが届きやすくなる
  • デンタルフロスの通りが良くなる
  • 歯ぐきの炎症や腫れが改善されやすくなる

といったセルフケアの質の向上にもつながり、長期的な歯の寿命を延ばす結果にもつながります。

3. 発音や咀嚼(そしゃく)機能が向上する

出っ歯(上顎前突)や受け口(下顎前突)、開咬(前歯が噛み合わない)などの咬合異常がある場合、

  • サ行・タ行の発音が不明瞭になる
  • 噛む力が効率的に伝わらない
  • 食べ物を細かく噛み砕けず、消化に負担がかかる

といった日常生活への支障が出ることもあります。

矯正歯科治療により正しい歯の接触と舌の動きを取り戻すことで、滑舌や食事のしやすさが向上し、
「会話がスムーズになった」「よく噛めるようになって胃の調子が良くなった」という声も多数寄せられています。

4. 歯ぎしり・食いしばりの軽減にも効果的

噛み合わせのズレや不安定な歯列は、無意識下での歯ぎしり・食いしばりの原因になることがあります。
これにより、歯がすり減ったり、顎関節にダメージを与えたりする場合も。
矯正によって噛み合わせが整うと、力のかかり方が分散され、無駄な力みが減少します。
また、多摩センター田中歯科医院ではマウスピース型矯正の装着によるナイトガード効果も期待されるため、
歯ぎしりの緩和にも一役買っています。

5. 歯科治療の“土台”が整うことで、他の治療の質も上がる

歯並びが整っていない状態では、被せ物(クラウン)やブリッジなどの補綴治療を行っても、
長期的な安定が得られにくいことがあります。
矯正歯科治療を通じて…

  • 隣接歯との適切なスペースが確保できる
  • 噛み合わせが均等になり補綴物にかかる負担が軽減される
  • インプラント治療前に理想的な歯列を作ることができる

など、他の歯科治療の成功率や予後の安定性が高まるという“副次的メリット”も大きいのです。

「矯正=見た目」だけではもったいない

もちろん、歯並びの美しさは大きな価値です。
でもそれ以上に、矯正歯科治療は「噛む」「話す」「磨く」「守る」といった口腔本来の機能を取り戻す医療行為です。
私たちは、矯正を通じて「笑顔が変わる」だけでなく、「生活が変わる」「体調が変わる」と実感していただけることを大切にしています。

多摩センター田中歯科医院の矯正歯科治療が選ばれる理由

― 技術力・提案力・安心感。すべてに理由があります

矯正歯科治療は、治療期間が長く、費用も決して安くはないからこそ、
「どこで治療を受けるか」が結果を大きく左右します。
見た目の美しさはもちろん、噛み合わせ・健康・将来の歯の安定性まで考えると、医院選びの“目利き”がとても重要になります。
多摩センター田中歯科医院では、患者様の大切な時間と費用を無駄にしないため、
“本当に満足いただける矯正歯科治療”を実現するための体制を整えています。

地域に根ざした、通いやすく相談しやすい医院

多摩市多摩センター駅から徒歩圏内の歯医者・歯科の田中歯科医院は、仕事帰りや学校帰りにも通いやすい立地です。
また、患者様との信頼関係を重視し、初診カウンセリングでは丁寧に時間を確保。

  • 強引な契約
  • 高額なオプションの押し売り
  • 十分な説明なく治療を始める

といったことは一切ありません。

「一緒に考えてくれる医院だった」「押しつけがなくて安心した」という声を多くいただいています。

矯正歯科治療は、あなたの未来への“自己投資”です

歯並びが変わると、笑顔が変わり、自信が変わり、人生の選択肢が広がります。
多摩センター田中歯科医院では、単に歯を動かすだけでなく、その先の暮らしや将来を見据えた矯正歯科治療をご提供しています。
ご相談だけでも大歓迎です。
「まだ迷っている」「費用が気になる」「装置を見てみたい」という方も、まずは初診カウンセリングにお越しください。
私たちは、あなたの未来の笑顔に本気で向き合います。

ホームページ運営について

多摩センター田中歯科医院では、患者さまに正確で信頼性の高い医療情報を安心してご覧いただける環境づくりを大切にしています。そのため、当院のホームページは、歯科医師の監修のもと、各診療内容や予防知識に関する情報を適切に管理・発信しております。
また、私たちは医療法に基づく広告ガイドラインを遵守しています。
すべての情報は、公正かつ中立の立場で編集されており、患者さまにとって本当に役立つ内容であることを多摩センターの歯医者・歯科として心がけています。

当院が遵守している基準

ページのトップへ戻る