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スポーツマウスガード

mouthguard

スポーツマウスガードとは?

スポーツ中に歯や顎を守るために欠かせない装置、それが「スポーツマウスガード(スポーツマウスピース)」です。ラグビーやボクシングといった格闘技系の競技だけでなく、サッカーやバスケットボールなどの球技、さらにはスキーやスケートボードのような転倒リスクのあるスポーツでも、口腔内の外傷を予防する目的で広く活用されています。激しい接触や思いがけない衝撃は、歯の破折や顎の骨折、さらには脳震とうといった深刻な外傷につながることがあります。マウスガードはそのリスクを最小限に抑え、安心してプレーに集中できる環境をサポートする重要な装置です。
一方で、「マウスガードなら市販品で十分では?」と思われる方もいらっしゃいます。スポーツ用品店やインターネット通販でも簡単に購入できる既製品は確かに手軽ですが、残念ながら安全性や快適性という点では大きな課題があります。既製品のマウスガードは、あらかじめ決められたサイズや形状で作られているため、使用する方のお口にぴったり合うことはほとんどありません。装着中に外れやすい、会話がしづらい、呼吸が苦しいといった不快感を覚えるケースも多く、プレーの妨げになることもあります。さらに、かみ合わせが合わないことで顎関節に余分な負担がかかり、かえって故障や不調を引き起こしてしまう危険性さえあります。

これに対して、歯科医院で作製するオーダーメイドのスポーツマウスガードは、患者様一人ひとりの歯列や噛み合わせを精密に型取りしたうえで製作されます。そのため、フィット感が高く、激しい動きの中でもずれることなく安定して装着することができます。会話や呼吸のしやすさも確保されるため、競技中のパフォーマンスを妨げることがありません。また、競技の特性に応じて厚みや形状を調整できるのもオーダーメイドの強みです。たとえば、格闘技のように正面から強い衝撃を受けやすいスポーツでは唇側を厚くし、声を出すことが多い競技では口蓋部分を薄く加工するなど、専門的な設計が可能です。

多摩センター田中歯科医院では、日本スポーツ協会公認スポーツデンティストの資格を持つ歯科医師が監修し、競技特性や患者様の年齢、口腔内の状態を考慮した最適なマウスガードをご提供しています。スポーツマウスガードは単なる“歯の保護具”ではなく、アスリートの安全性とパフォーマンスを支える医療装置です。実際、適切に作られたマウスガードを装着することで、ケガのリスクが大幅に軽減されたというデータも報告されており、特に成長期のお子様や学生アスリートにとっては安心して競技に取り組むための大切なサポートとなります。
「安全にプレーを楽しみたい」「競技力を落とさずにケガを防ぎたい」という方にこそ、歯科医院で作るオーダーメイドのスポーツマウスガードをおすすめします。多摩センター田中歯科医院ではカラーやデザインもお選びいただけるため、チームのユニフォームカラーに合わせたり、自分らしさを表現したりと、モチベーションアップにもつながります。
スポーツマウスガードは、選手の健康と競技人生を守る“もうひとつの防具”です。安全で快適なプレー環境を整えるために、まずはお気軽に多摩センター田中歯科医院までご相談ください。

なぜスポーツマウスガードが必要なのか?

スポーツは心身を鍛え、仲間との絆を深める大切な活動ですが、その一方で「予期せぬケガ」のリスクも常に隣り合わせです。特にお口まわりは、強い衝撃を受けやすい部位のひとつです。ラグビーやアメリカンフットボールなどのコンタクトスポーツではもちろん、バスケットボールやサッカーのような一見非接触に見える競技でも、肘や膝、ボールが顔面に当たり、歯の破折や顎の損傷が起こることがあります。実際に、スポーツ外傷の中でも「口腔領域のけが」は発生頻度が高いと報告されており、歯の破折・脱落、唇や舌の裂傷などは競技生活に大きな影響を及ぼしかねません。
さらに注意すべきは「脳震盪(のうしんとう)」です。強い衝撃で下顎が頭蓋骨に打ちつけられると、その振動が頭部に伝わり、意識障害や集中力の低下を招くことがあります。脳震盪は一度の受傷で終わるとは限らず、繰り返すことで将来に影響を及ぼす可能性があるため、予防がとても大切です。スポーツマウスガードは、こうした顎から頭部にかかる衝撃を緩和し、深刻な障害を防ぐための役割を担っています。

このようなリスクを背景に、国際的にもスポーツマウスガードの着用は広がっており、多くの競技で「義務」または「推奨」とされています。たとえば、ボクシング・キックボクシング・アメリカンフットボール・ラクロス・アイスホッケーなどでは着用が義務付けられています。ラグビーにおいてもジュニア世代を中心に装着が義務化されており、競技者の安全を第一に考えたルールが整備されています。また、バスケットボール・サッカー・柔道・空手・レスリングなどでも「推奨」されており、国や団体ごとに細かな規定が設けられています。競技によっては「赤色は出血と見分けがつきにくいため使用不可」「透明のみ可」などカラーに関する制限もあるため、事前に確認することも大切です。

スポーツマウスガードが必要とされる理由は単に「歯を守る」ことにとどまりません。歯や顎関節へのダメージを減らすことで長期的な健康を守ることにつながり、同時に安全に競技を継続するための“安心感”を得ることができます。実際に、適切なマウスガードを使用している選手は、外傷の発生率が大幅に低下するという研究報告もあります。安心して競技に打ち込める環境を整えることは、結果的にパフォーマンス向上にもつながるのです。
特に成長期のお子さまや学生アスリートにとっては、歯や顎の外傷は将来の発育に大きな影響を及ぼす可能性があります。永久歯を失ってしまうと、その後の治療は長期かつ費用負担も大きくなります。だからこそ、ケガを「治す」よりも「防ぐ」ことが何より重要です。スポーツマウスガードは、そのためのシンプルかつ効果的な手段といえるでしょう。

スポーツマウスガードの効果

スポーツマウスガードは、単なる“口の中に入れる装置”ではなく、選手の安全性と競技力を支えるための重要な役割を持っています。適切に作られたオーダーメイドのマウスガードを装着することで、次のような効果が期待できます。

1. 歯やお口の中のけがを防ぐ

スポーツ中に最も多い外傷のひとつが「歯の損傷」です。転倒や相手選手との接触、ボールの直撃などによって歯が欠けたり、折れてしまったりするケースは少なくありません。また、歯が唇や舌に当たり、切り傷や裂傷を引き起こすこともあります。マウスガードは衝撃をやわらげ、歯や粘膜を保護することで、こうしたけがを大幅に減らすことができます。

2. 歯へのダメージを軽減する

競技中は無意識に強く噛みしめることがあります。その結果、歯のすり減りや揺れ、歯周組織への負担が生じることがあります。マウスガードを装着していれば、クッションの役割を果たして歯に直接加わる力を分散し、長期的な歯の健康を守ることにつながります。特に成長期のお子さまにとっては、将来にわたる歯の保存に大きく関わる重要な効果です。

3. 顎関節への衝撃をやわらげる

強い衝撃は歯だけでなく顎関節にも伝わり、顎関節症や骨折の原因となることがあります。スポーツマウスガードは、衝撃を吸収・分散させることで顎関節へのダメージを軽減し、ケガのリスクを下げます。これにより、安心してプレーに集中することができ、長期的な競技生活の継続にもつながります。

4. 脳震盪のリスクを軽減する

スポーツ歯科分野の研究によれば、マウスガードの装着は脳震盪の発生率や重症度を抑える効果があると報告されています。強い衝撃が下顎から頭蓋骨に伝わる際、マウスガードがクッションの役割を果たし、衝撃を吸収・緩和するためです。特にラグビーやアメリカンフットボールのような激しい接触を伴う競技においては、脳震盪予防の観点からも非常に重要な役割を担っています。

5. チームメイトや対戦相手のけがを防ぐ

マウスガードを装着していないと、接触時に自分の歯が相手の皮膚や粘膜を傷つけてしまうことがあります。オーダーメイドのマウスガードは角のない滑らかな形状に仕上げられるため、対戦相手や仲間を傷つけるリスクも減らすことができます。スポーツはフェアプレーの精神が大切です。自分だけでなく周囲の安全も守ることができる点は大きなメリットです。

6. 集中力やパフォーマンスの向上

マウスガードは外傷を防ぐだけでなく、競技中のパフォーマンスを支える役割も果たすと考えられています。しっかりと噛みしめられることで身体の安定性や瞬発力が高まり、集中力を維持しやすくなるといわれています。競技によっては「噛みしめない方が良い」とされるケースもありますが、フィット感の高いオーダーメイドのマウスガードは自然な装着感で競技の妨げにならず、安心感が集中力を高める要素となります。

スポーツマウスガードは、歯や顎を守るだけでなく、脳震盪のリスクを軽減し、競技における安全性を大きく高める装置です。さらに、快適な装着感や心理的な安心感が競技力をサポートし、パフォーマンス向上につながる可能性もあります。

市販品との違い(オーダーメイドのメリット)

「マウスガードはスポーツ用品店やインターネットで買えるから十分」とお考えの方も少なくありません。確かに市販のマウスガードは手軽に購入でき、価格も比較的安価です。しかし、その利便性の裏には大きなリスクが潜んでいます。実際に歯科医療の現場では、市販のマウスガードが原因で「かえって顎に負担がかかった」「すぐ外れてしまった」という声を聞くこともあります。ここでは、歯科医院で作製するオーダーメイドのマウスガードと市販品の違いをご紹介します。

1. フィット感と安定性の違い

市販のマウスガードは、あらかじめ決められたサイズをお湯で柔らかくし、自分で歯型に合わせて噛み込んで作る「セルフ成型タイプ」が主流です。簡単に使える反面、歯並びやかみ合わせの個性に完全に対応できるわけではなく、装着中に浮き上がったり外れてしまったりすることがあります。一方、歯科医院で作るオーダーメイドのマウスガードは、精密な型取りと咬合チェックを行い、患者様一人ひとりのお口にぴったりフィットするように設計されます。そのため激しい動きや衝突の中でも外れにくく、安心して競技に集中できます。

2. 会話・呼吸のしやすさ

スポーツ中は仲間とのコミュニケーションや呼吸のしやすさも重要です。市販品は厚みが均一で硬い素材が多いため、装着すると発音がしにくくなったり、息苦しさを感じることがあります。これに対し、オーダーメイドのマウスガードは競技特性に合わせて厚みを調整することが可能です。格闘技では正面からの衝撃に耐えられるよう前歯部を厚くし、バスケットボールや野球のように声を出す機会が多い競技では口蓋部を薄く仕上げるなど、細やかな調整で快適な装着感を実現します。

3. 安全性と顎への負担

市販品は噛み合わせを考慮していないため、長時間の使用で顎関節に負担をかける可能性があります。これにより顎関節症を引き起こしたり、頭痛や肩こりの原因になることもあります。オーダーメイドは咬合状態を考慮して作られるため、顎関節への余分な負担を軽減し、安心して使い続けることができます。特に成長期のお子さまは歯列や顎の発育に影響することがあるため、安全性を重視したオーダーメイドが推奨されます。

4. 耐久性と経済性

市販のマウスガードは素材が薄く劣化しやすいため、短期間で裂けたりすり減ったりすることがあります。結果的に何度も買い替える必要があり、長期的に見ればコストがかさむことも少なくありません。オーダーメイドのマウスガードは耐久性の高い素材を使用し、使用状況に合わせた厚みで作られるため長持ちします。また、定期的なチェックで調整や修理も可能です。

5. デザイン性とモチベーション

市販品は色や形状の選択肢が限られていますが、オーダーメイドは豊富なカラーバリエーションやロゴの追加が可能です。チームカラーに合わせたり、自分だけのデザインを取り入れることでモチベーションが高まり、競技への意欲も増します。特に学生やジュニア世代の選手にとっては「見せたくなる装置」であることも継続使用につながります。

市販のマウスガードは「手軽さ」が最大のメリットですが、安全性・快適性・耐久性の点では限界があります。一方、歯科医院で作るオーダーメイドのマウスガードは、精密なフィット感と高い保護力で選手の競技人生を支える“医療装置”です。多摩センター田中歯科医院ではスポーツデンティストの監修のもと、患者様の競技特性や年齢に応じた最適なマウスガードをご提供しております。
自分の身体を守り、最高のパフォーマンスを発揮するために——。

当院のスポーツマウスガード治療について

多摩センター田中歯科医院では、単に「歯を守るための道具」としてではなく、患者様一人ひとりの安全とパフォーマンスを支える“医療装置”としてスポーツマウスガードの製作に取り組んでいます。当院の特徴は、大きく分けて「精密性」「専門性」「快適性」「デザイン性」の4つです。

1. 精密な検査と診断に基づくカスタムメイド

スポーツマウスガードは、お口にぴったりと合ってこそ最大の効果を発揮します。多摩センター田中歯科医院では、まず詳細な問診と口腔内検査を行い、むし歯や歯周病、かみ合わせの状態などを確認します。必要に応じてCT撮影を行い、顎関節や歯列全体のバランスを把握したうえで設計に反映します。そのため、単に「型をとるだけ」の製作ではなく、お口全体の健康を守るための精密な治療プロセスの一環としてご提供しています。

2. スポーツデンティストによる監修

多摩センター田中歯科医院のマウスガードは、日本スポーツ協会公認スポーツデンティストの資格を持つ歯科医師が監修しています。スポーツデンティストとは、競技特性や外傷予防について専門的な知識を有し、スポーツに関わる人々の健康管理を担う歯科医師のことです。格闘技、球技、陸上競技など、それぞれの競技特性に応じてマウスガードの厚みや形状を調整できる点は、専門知識を持つ歯科医師だからこそ可能な対応です。これにより、患者様は「自分の競技に最適化された安心のマウスガード」を手にすることができます。

3. 独自の製作技術「ダブルレイヤー方式」

多摩センター田中歯科医院では、一枚のシートで作る一般的なマウスガードではなく、複数のシートを重ねて成型する「ダブルレイヤー方式」を採用しています。これにより外部からの強い衝撃を吸収しつつ、口腔内でのフィット感も向上します。厚みのある部分と薄い部分をバランスよく配置できるため、強度と快適性を両立できるのが大きな特徴です。格闘技のような激しい衝撃が想定される競技にも対応でき、プレー中の違和感やストレスを最小限に抑えることができます。

4. 快適な装着感とパフォーマンスの両立

「マウスガードは話しづらい」「息苦しい」といった声をよく耳にします。多摩センター田中歯科医院では、会話や呼吸がしやすいよう口蓋部分を薄く加工したり、発声が多い競技に合わせた形状調整を行います。お口に自然にフィットするため、「つけていることを忘れるほど快適」という声もいただいています。装着感の良さは集中力の維持にもつながり、プレー中のパフォーマンスを妨げません。

5. デザイン性とオリジナリティ

多摩センター田中歯科医院では、マウスガードの色やデザインも自由に選ぶことができます。競技団体によるカラー規定を守りつつ、チームカラーに合わせたり、個人のオリジナルデザインを入れたりすることも可能です。「安全性」と「自己表現」を同時に叶えることで、モチベーションの向上にもつながります。学生アスリートやジュニア世代にとっては“使いたくなるマウスガード”であることも、継続使用を後押しする重要な要素です。

6. 院内製作によるスピード対応とコスト抑制

多くの歯科医院では外注に依頼することが一般的ですが、多摩センター田中歯科医院では院内でマウスガードを製作する体制を整えています。これにより、外注費を抑えながらリーズナブルな価格でご提供でき、さらに製作期間も短縮できます。競技シーズンに間に合わせたい学生や社会人アスリートにとっても安心の対応が可能です。

多摩センター田中歯科医院のスポーツマウスガード治療は、精密な検査・専門的な知識・高度な製作技術を組み合わせた、まさに「オーダーメイドの医療サービス」です。安全性と快適性の両立を重視し、患者様の競技特性に合わせた最適なマウスガードをお届けしています。
安心してスポーツに打ち込みたい方、ケガのリスクを減らしつつパフォーマンスを高めたい方は、ぜひ多摩センター田中歯科医院にご相談ください。

マウスガードの種類と適応競技

スポーツマウスガードとひと口に言っても、すべてが同じ形状・厚みではありません。競技の種類や衝撃の強さ、会話や呼吸の必要性などによって、最適なマウスガードは大きく変わります。多摩センター田中歯科医院では、一人ひとりの競技特性に合わせて設計・製作を行い、安全性と快適性を兼ね備えたマウスガードを提供しています。

1. シングルタイプ(1枚法)

もっともシンプルな構造で、1枚のシートから成型するタイプです。比較的軽量で違和感が少ないため、初めてマウスガードを装着する方にも適しています。

  • 適応競技例: バスケットボール、野球、サッカー、水球 など

激しい衝突は少ないものの、不意の接触や転倒があるスポーツに推奨されます。

2. 厚みのあるシングルタイプ(4mm前後)

衝撃吸収力を高めるために、前歯部分や外側を厚めに仕上げたタイプです。特に格闘技やラグビーのように正面からの強い衝撃が想定される競技に適しています。

  • 適応競技例: ボクシング、ラグビー、アメリカンフットボール など

耐久性が高く、歯や顎をしっかりと守ります。

3. ラミネートタイプ(2枚法)

2枚以上のシートを重ねて成型する「ダブルレイヤー方式」のマウスガードです。外側は衝撃を吸収する厚みを持たせ、内側は薄くしてフィット感を高めるなど、競技に応じた調整が可能です。強度と装着感のバランスに優れているため、プロアスリートにも選ばれています。

  • 適応競技例:総合格闘技、ラグビー、柔道、アイスホッケー など

衝撃の強いコンタクトスポーツに最適です。

4. ノンコンタクトスポーツ向けタイプ

接触の少ないスポーツでは、厚みを抑えたマウスガードを選ぶことが可能です。呼吸や会話のしやすさを重視し、集中力を維持しながら競技に取り組めます。目立ちにくいクリアタイプや薄型の設計も選べるため、審美的な面を気にされる方にも好まれます。

  • 適応競技例: ゴルフ、陸上競技、自転車競技、射撃、アーチェリー など

5. 成長期のお子さま用マウスガード

成長段階にあるお子さまは、顎や歯列の変化に合わせて定期的な調整が必要です。多摩センター田中歯科医院では、柔軟性のある素材や調整しやすい設計を取り入れたジュニア用マウスガードを用意しています。安全性だけでなく、着けたくなるデザイン性も重視し、スポーツを楽しむ気持ちを後押しします。

  • 適応競技例: 少年サッカー、ミニバスケット、ラグビー、空手 など

6. カラー・デザインのバリエーション

競技団体によっては使用可能な色に制限がある場合がありますが、ルールの範囲内で多彩なカラーバリエーションをお選びいただけます。チームカラーに合わせたり、個人のロゴや背番号を入れたりすることで、自分だけのオリジナルマウスガードを製作することも可能です。安全と同時にモチベーションを高める“第二のユニフォーム”としてご利用いただけます。

スポーツマウスガード治療の流れ

「マウスガードを作りたいけれど、どのように進むのか分からなくて不安…」という声をよく耳にします。多摩センター田中歯科医院では、患者様が安心して治療を受けられるよう、初診から完成までの流れをわかりやすくご説明しています。精密な診査・診断に基づき、一人ひとりのお口に合わせたオーダーメイドのマウスガードをお作りします。

  • STEP01

    初診・カウンセリング

    まずは問診とカウンセリングを行います。スポーツ経験や競技種目、ポジション、練習や試合の頻度などを詳しくお伺いし、どのようなタイプのマウスガードが適しているかを一緒に考えます。競技ごとに必要な強度や会話のしやすさは異なるため、この段階でしっかりとご希望や不安点をヒアリングすることが重要です。

  • STEP02

    口腔内検査・必要に応じた治療

    お口の中の健康状態を確認します。むし歯や歯周病、顎関節の異常がある場合は、マウスガード製作の前に必要な治療を行います。健康な状態で装着することで、違和感なく長く使えるマウスガードが完成します。また、成長期のお子さまの場合は歯列の発育も考慮に入れ、将来的に調整しやすい設計をご提案します。

  • STEP03

    精密な型取り(印象採得)

    マウスガードは、お口にぴったりフィットすることが最大の効果を発揮する条件です。多摩センター田中歯科医院ではシリコン印象材などを用いて精密に型取りを行います。近年ではデジタルスキャナーによる印象採得にも対応しており、嘔吐反射が強い方でも快適に型取りが可能です。この段階で上下のかみ合わせの状態も確認し、設計に反映させます。

  • STEP04

    設計・製作

    採得した型をもとに、競技特性や患者様のご要望を反映した設計を行います。多摩センター田中歯科医院では「ダブルレイヤー方式」を採用しており、外側に衝撃吸収性の高い層、内側にフィット感を高める層を重ねて成型します。これにより強度と快適性を両立させたマウスガードが完成します。また、カラーやデザインの選択肢も豊富にご用意しており、チームカラーやオリジナルデザインで仕上げることも可能です。

  • STEP05

    試着・調整

    完成したマウスガードを実際に装着していただき、フィット感や噛み合わせを確認します。会話や呼吸のしやすさもチェックし、必要に応じて微調整を行います。装着感が自然で快適であることは、競技中の集中力を高めるうえで非常に大切です。

  • STEP06

    完成・お渡し

    最終調整を終えたら、いよいよ完成です。通常、初診からお渡しまでの来院回数は2回程度、期間は1~2週間ほどです(競技シーズンや大会前などでお急ぎの場合は、できる限りご希望に沿えるよう調整いたします)。お渡しの際には、装着方法や取り扱い方についても丁寧にご説明いたします。

  • STEP07

    定期チェック・メンテナンス

    マウスガードは一度作れば一生使えるものではありません。使用状況や歯列の変化によって、数か月から1年程度で作り替えが必要になることがあります。特に成長期のお子さまや、格闘技のように衝撃が強い競技では摩耗が早いため、定期的なチェックが欠かせません。多摩センター田中歯科医院ではシーズン前の点検や調整も行い、常に安心してご使用いただける体制を整えています。

料金と費用が抑えられる理由

スポーツマウスガードは保険適用外(自費診療)となるため、「高額なのでは?」と心配される患者様もいらっしゃいます。しかし、多摩センター田中歯科医院ではできる限り患者様の負担を軽減し、安心して治療を受けていただけるような料金体系を整えています。ここでは、当院のスポーツマウスガードが適正価格でご提供できる理由をご説明いたします。

1. 院内製作によるコスト削減

一般的に、マウスガードは歯科技工所に外注して製作するケースも多くあります。その場合、技工所への依頼費や輸送費などが発生するため、患者様への費用負担につながります。多摩センター田中歯科医院では、院内にてマウスガードの成型や調整を行える体制を整えており、外注コストを抑えています。これにより、同じ品質でも費用をできるだけ抑えたご提供が可能となっています。

2. スポーツをする方を応援する価格設定

スポーツは健康増進だけでなく、人生を豊かにする大切な活動です。特に学生や成長期のお子さまにとって、ケガのリスクを防ぎながら安心して競技に打ち込めることは将来への投資ともいえます。多摩センター田中歯科医院では、スポーツを頑張る子どもや学生アスリートを応援するために、学割制度や年齢に応じたリーズナブルな価格設定をご用意しています。安心して長く使っていただけるよう、成長や歯列の変化に合わせて継続的な製作を支援しています。

3. 海外と比較した場合の費用感

マウスガード先進国のアメリカでは、一般的に50~60ドル程度で作製されることが多く、日本円に換算すると約8,000~10,000円に相当します。多摩センター田中歯科医院の料金は国際的に見ても適正な範囲に設定されており、むしろ素材や製作方法の精度を考慮するとコストパフォーマンスに優れているといえます。

4. 長期的にみると経済的

市販のマウスガードは一見安価ですが、耐久性が低く、数か月で裂けたり変形して買い替えが必要になることがあります。そのため、繰り返し購入するうちに結果的に高額になってしまうことも珍しくありません。オーダーメイドのマウスガードは耐久性が高く、定期的なチェックや調整を受けながら長く使用できるため、長期的にみると経済的です。

5. 定期点検とアフターケア込み

多摩センター田中歯科医院では、マウスガードをお渡しして終わりではなく、定期的なチェックや調整を推奨しています。歯列の変化や使用による摩耗を確認し、必要に応じて修理や新調のご提案をいたします。このアフターケア体制があることで、安心して競技を続けることができ、結果的に不必要なトラブルや再製作のリスクを減らすことが可能です。

スポーツマウスガードのリスク・注意事項

スポーツマウスガードは、歯や顎、口腔内を守るうえで非常に有効な装置です。しかし、すべての医療機器と同じように「使用にあたっての注意点」や「リスク」も存在します。これらを正しく理解していただくことで、安全に長くご使用いただくことができます。多摩センター田中歯科医院では治療前に必ずご説明し、患者様に納得いただいたうえで製作を進めております。

1. 自費診療であること

スポーツマウスガードは保険適用外(自費診療)となるため、保険診療に比べて費用が高額になる点があります。費用については事前に明確にご案内し、納得いただいてから製作を行います。

2. 経年劣化や摩耗

マウスガードは永続的に使用できるものではありません。強い噛みしめや衝撃によって徐々に摩耗や変形が起こります。特に格闘技などのコンタクトスポーツでは寿命が短くなる傾向があり、場合によっては1シーズンも持たないこともあります。一般的には年に1回程度の作り替え、または定期的なチェックを推奨しています。

3. 成長や歯並びの変化による不適合

成長期のお子さまは顎の発育や歯の生え変わりによって、数か月単位で口腔環境が変化します。そのため、作製したマウスガードが合わなくなることがあります。合わないまま使い続けると、装置が外れやすくなったり、かえって顎関節に負担をかけるリスクもあります。定期的に歯科でのチェックを受け、必要に応じて新しいものを製作することが大切です。

4. 不適切な使用によるリスク

破損したマウスガードや、フィットしなくなった状態のものを使い続けると、衝撃を十分に吸収できず、かえって口腔内のけがを引き起こす可能性があります。また、他人のマウスガードを借用して使用することは感染リスクがあるため絶対に避けてください。

5. お手入れ・保管方法

使用後に正しくお手入れをしないと、細菌が繁殖し口腔内トラブルの原因となることがあります。使用後は流水で洗い、柔らかい布で水分を拭き取り、通気性のあるケースで保管してください。熱湯での洗浄や高温環境での保管は変形の原因となるため避けましょう。また、専用の洗浄剤やスプレーを使用すると清潔に長持ちさせることができます。

6. 使用感には個人差がある

オーダーメイドのマウスガードはフィット感に優れていますが、それでも装着直後は違和感を覚える場合があります。数日で慣れることがほとんどですが、慣れないうちは会話や呼吸に少し不便を感じることもあります。その際は微調整を行うことで改善可能です。

7. 定期的な歯科受診の必要性

マウスガードは装着していれば安心、というわけではありません。お口の環境は常に変化しており、むし歯や歯周病、歯の動きによって適合性が損なわれることがあります。シーズン前や数か月に一度は歯科でのチェックを受けていただくことをおすすめします。

スポーツマウスガードは、歯や顎を守り安全に競技を楽しむために非常に有効ですが、定期的なチェックと正しい使用方法が欠かせません。摩耗や不適合を放置すると、かえってけがのリスクを高めてしまう可能性があります。

患者様へのメッセージ

~安心してスポーツを楽しむために~

スポーツは年齢やレベルを問わず、心と体を豊かにしてくれるかけがえのない活動です。仲間と汗を流す喜び、試合に挑む緊張感、全力を出し切ったときの達成感。これらは日常生活の中で得難い大きな価値です。しかし、その裏側には常にケガのリスクが潜んでいます。特に歯や顎の損傷は、一度のアクシデントで一生に関わる影響を及ぼすことがあります。

多摩センター田中歯科医院では、患者様が「安心してスポーツを楽しめること」を第一に考え、スポーツマウスガードの提供に力を入れています。マウスガードは単なる保護具ではなく、アスリートの未来を守る“もう一つの防具”です。衝撃を吸収して歯を守ることはもちろん、脳震盪や顎関節の障害リスクを減らすことができ、安心してプレーに集中するための大切なサポートとなります。
私たちが大切にしているのは「安全性」と「快適性」の両立です。どんなに衝撃を防げるマウスガードでも、呼吸が苦しかったり会話がしづらかったりすれば、試合中のパフォーマンスに影響します。多摩センター田中歯科医院では、精密な型取りと競技特性を考慮した設計により、フィット感の高いマウスガードをオーダーメイドでご提供しています。実際に「つけていることを忘れるほど快適」という声も多くいただいています。
さらに、スポーツは学生から社会人、そして趣味で楽しまれるシニア世代まで幅広い層が取り組んでいます。多摩センター田中歯科医院では、成長期のお子さまに合わせた柔軟性のある設計や、学生向けの学割制度、デザイン性を重視したオリジナルカラーのご提案など、それぞれのライフステージに応じた対応を行っています。チームカラーやロゴを入れたマウスガードは、プレーヤーにとって“誇り”となり、さらに競技への意欲を高めてくれることでしょう。
もちろん、マウスガードは一度作って終わりではありません。使用状況や歯の成長に合わせた定期的な点検・調整が欠かせません。多摩センター田中歯科医院ではアフターケア体制を整え、シーズン前のチェックや作り替えのご相談にも柔軟に対応しています。こうした継続的なサポートが、患者様の長期的な健康とスポーツライフを守ると考えています。
スポーツは「安全であること」が前提となって初めて楽しめます。歯や顎のケガを恐れて全力を出せないのは、とてももったいないことです。スポーツマウスガードを通じて、私たちは患者様が心からプレーを楽しみ、笑顔で日常生活を送れるようお手伝いしたいと考えています。

「ケガの不安なく思い切りプレーしたい」
「子どもに安全にスポーツを続けてほしい」
「競技力を高める環境を整えたい」
そのようなお気持ちをお持ちの方は、ぜひ一度多摩センター田中歯科医院にご相談ください。多摩センター田中歯科医院が、皆さまの大切な身体と笑顔を全力でサポートいたします。

ホームページ運営について

多摩センター田中歯科医院では、患者さまに正確で信頼性の高い医療情報を安心してご覧いただける環境づくりを大切にしています。そのため、当院のホームページは、歯科医師の監修のもと、各診療内容や予防知識に関する情報を適切に管理・発信しております。
また、私たちは医療法に基づく広告ガイドラインを遵守しています。
すべての情報は、公正かつ中立の立場で編集されており、患者さまにとって本当に役立つ内容であることを多摩センターの歯医者・歯科として心がけています。

当院が遵守している基準

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