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入れ歯治療

denture

入れ歯治療とは?~「食べる喜び」を取り戻す第一歩~

「歯を失ってしまったら、もう好きなものが食べられないのではないか」「人前で自然に笑えなくなってしまった」──。歯の欠損は、食事や会話といった日常生活に大きな影響を与えるだけでなく、心の豊かさまでも奪ってしまうことがあります。
そのようなとき、咀嚼機能や発音機能、見た目の回復を担う治療法として、多くの方に選ばれているのが入れ歯(義歯)治療です。

歯を失ったときの3つの主な選択肢

永久歯を失ってしまった際、欠損部分を補う方法としては大きく分けて以下の3つがあります。

  • 1. ブリッジ

    両隣の歯を削って橋渡しのように人工歯を固定する治療法です。固定性のため違和感が少ない一方で、健康な歯を削る必要があるという大きなデメリットがあります。

  • 2. インプラント

    あごの骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する方法です。天然歯に近い機能と見た目が得られる反面、外科手術が必要であり、骨量や全身状態によっては適応できないこともあります。

  • 3. 入れ歯(義歯)

    周囲の歯や歯ぐきに負担をかけずに失った歯を補う取り外し式の装置です。保険適用内でも製作が可能であり、比較的身体への負担が少ない点が特徴です。

入れ歯は「古い治療」ではありません

「入れ歯は合わない」「見た目が不自然」「すぐ外れる」といったイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。確かに、かつての入れ歯はそうした不便さも多く存在しました。
しかし、現代の入れ歯治療は日々進化しています。

<ジルコニアセラミックが向いている方>

  • 精密な型取りと咬合調整により、フィット感が大幅に改善
  • 金属床義歯やノンクラスプデンチャーといった審美性・快適性に優れた自費診療の選択肢
  • CTや口腔内スキャナーを活用したデジタル義歯製作

これにより、「噛める・話せる・笑える」喜びを取り戻すことが可能になってきています。入れ歯は、決して「仕方なく選ぶ」治療ではなく、患者様の生活の質(QOL)を支える重要な選択肢なのです。

保険と自費の違いとは?

入れ歯治療には保険適用と自費診療の2種類があり、それぞれに特徴があります。

  • 保険の入れ歯(レジン床義歯)

    → 比較的安価で治療できる一方、厚みがあり違和感が生じやすい場合も。

  • 自費の入れ歯(例:金属床・ノンクラスプ・シリコン義歯)

    → 軽量で薄く、装着感に優れ、審美性にも配慮。患者様のご希望に応じて「目立たない」「やさしい咬み心地」などのカスタマイズが可能です。

多摩センター田中歯科医院では、ご予算・お口の状態・ご希望のライフスタイルに合わせて、最適な選択肢をご提案いたします。保険と自費のどちらにもメリットがありますので、どうぞお気軽にご相談ください。

「噛めること」が健康を守る

歯を失ったまま放置すると、かみ合わせのバランスが崩れたり、残っている歯に過度な負担がかかったりして、さらなる歯の喪失につながる恐れがあります。さらに、よく噛めないことは消化器官への負担や認知機能の低下とも関連があるとされています。
だからこそ、入れ歯は単に「歯を補うもの」ではなく、未来の健康を守るための大切な医療なのです。

こんなお悩みありませんか?~当院でよく聞くお声~

「入れ歯が痛くて使っていない」「話していると外れてしまう」「うまく噛めないから、食事が楽しくない」──。
多摩センター田中歯科医院には、これまでさまざまな入れ歯に関するお悩みを持つ患者様が来院されています。
入れ歯は、単なる「歯の代わり」ではなく、その人の生活の質(QOL)に直結する重要な要素です。
ここでは、実際に多くの患者様からいただく声をもとに、「よくあるお悩み」とその背景についてご紹介します。

「痛い・外れる・噛めない」入れ歯に悩む方は意外と多い

▶︎よくあるお悩み

  • 「装着すると歯ぐきが痛くなる」
  • 「話しているとカチカチ音がしてしまう」
  • 「食べ物が挟まって不快」
  • 「外出時にうまく話せず、人前に出るのが怖い」
  • 「好きなものが食べられなくなった」
  • 「入れ歯が合わなくて、結局外している」

これらの声から共通して見えてくるのは、入れ歯が身体の一部としてなじんでいない状態です。
その結果、食事・会話・笑顔など日常的な動作にストレスが生じ、生活のあらゆる場面に悪影響が及んでいます。

なぜ入れ歯が合わなくなるのか?

合わない入れ歯の原因は、一概に「入れ歯の質が悪い」からとは限りません。以下のような複数の要因が絡んでいることが多いのです。

  • 加齢や歯ぐきの変化により、製作当初と口腔内の形が変わってしまう
  • 装着後の定期的な調整を受けていない
  • かみ合わせ(咬合)が正しく設計されていない
  • 素材の制限(保険治療のレジン床)によって装着感が劣る
  • 清掃不足や破損による経年劣化

特に、総入れ歯や部分入れ歯の場合、骨の吸収や歯列の崩壊が起きやすく、少しのズレが大きな不快感につながることがあります。
そのため、「作ったら終わり」ではなく、「使い続けられるように調整していく」ことが大切です。

「人前で自然に話せない」「見た目が気になる」という心理的ストレス

患者様の中には、入れ歯の金具が見えることへの抵抗感や、発音のしづらさから、人前で話すことに消極的になる方も少なくありません。
「大きく口を開けて笑えない」「食事の席が憂うつになった」など、心理的・社会的な影響を訴える方も多く、
これはまさに入れ歯がライフスタイルに適合していないサインです。

悩みを抱える前に、まずは一歩踏み出してください

多摩センター田中歯科医院では、以下のようなアプローチでお悩み解決に向けた入れ歯治療を行っています。

  • 丁寧なカウンセリングと検査で、お悩みの背景を正確に把握
  • 複数の義歯プラン(保険・自費)を、機能性・審美性・費用面から比較してご提案
  • 装着後も定期的なメンテナンスで「噛める・話せる・笑える」をキープ
  • 必要に応じてインプラント併用型義歯(オーバーデンチャー)など、より高機能な選択肢もご案内

私たちは、患者様がもう一度「笑顔で会話できる」「楽しく食事ができる」生活を取り戻すことを、何よりも大切にしています。

お悩みがあるのは「あなただけではありません」

「入れ歯のことを誰にも相談できずに我慢していた」「もっと早く相談すればよかった」
そうお話しされる患者様が、本当にたくさんいらっしゃいます。

精密検査とカウンセリング ~適切な義歯を選ぶために~

入れ歯治療の成功は、「作って終わり」ではありません。
患者様のお口の状態、生活スタイル、ご希望にどれだけフィットした入れ歯を提供できるかが、治療後の満足度を大きく左右します。
そのため、多摩センター田中歯科医院では、治療のスタート地点となるカウンセリングと検査プロセスにこそ、最大限の時間と精度をかけています。

初診カウンセリングで伺うのは「歯」の話だけではありません

義歯治療において最も大切なことは、「何をつくるか」よりも「誰のためにつくるか」という視点です。
初めてのご来院時には、以下のような内容をカウンセリングルームにて丁寧にヒアリングいたします。

  • いつから歯を失った状態が続いているか
  • 現在お使いの入れ歯での困りごと
  • お食事や会話での不便な場面
  • 審美性(見た目)へのご希望
  • ライフスタイルや職業上の制約(人前に出る機会が多い等)
  • 治療にかけられるご予算やお時間の目安

こうしたヒアリングは単なる「情報収集」ではありません。
患者様ご自身も気づいていなかった悩みや不安を言語化し、一緒に治療のゴールを明確にしていく時間なのです。

精密検査で「見えない課題」を可視化します

カウンセリング後には、口腔内の状態を多角的に把握するための精密検査を実施します。

▼ 主な検査項目

  • パノラマレントゲン・CT撮影:歯槽骨(あごの骨)の状態、残存歯の根の状態、炎症の有無などを3次元的に確認
  • 口腔内写真・咬合診査:見た目や噛み合わせのバランス、顎の動き、筋肉の緊張などを総合的にチェック
  • 粘膜・歯ぐきの状態チェック:入れ歯を支える土台のコンディションを診断
  • 残存歯の動揺・歯周病リスク評価:部分義歯の場合、支えとなる歯の健康が重要です

これらの検査を通じて、「見た目の問題」だけでなく「機能的・医学的な課題」をもれなく可視化し、
患者様一人ひとりにとって最適な治療プランを立ててまいります。

保険・自費を問わず「納得できる選択肢」をご提案

検査結果とカウンセリングの内容をもとに、複数の治療プランをご提示します。
たとえば──

義歯の種類 特徴 審美性 装着感 保険適用
金属床義歯 薄くて頑丈な金属製 ×
ノンクラスプデンチャー 金属のバネが見えない ×
インプラント併用義歯 安定性が高く噛める ×

価格帯・見た目・噛み心地・通院回数など、ご希望とお口の状態に応じて無理のないプランをご一緒に検討いたします。
「自費の入れ歯をすすめられるのでは…」とご心配の方も多いかもしれませんが、多摩センター田中歯科医院では患者様の意志を最優先に、明朗な説明とご納得いただける選択を心がけています。

入れ歯の種類と特徴 ~あなたに合った義歯を見つける~

入れ歯治療において、最も重要なことの一つは「自分に合った入れ歯を選ぶこと」です。
一口に「入れ歯」といっても、素材・構造・見た目・快適性はさまざまであり、ご年齢・生活環境・予算・審美的なこだわりによって最適な選択肢は変わってきます。
多摩センター田中歯科医院では、保険診療・自費診療を問わず、患者様お一人おひとりに合わせた「パーソナライズされた義歯治療」をご提案しています。

保険診療の入れ歯(レジン床義歯)

もっとも一般的で多くの方が利用されているのが、保険適用の「レジン床義歯」です。

特徴

  • ピンク色のプラスチック樹脂で作られており、歯ぐきに似た色味
  • 保険診療のため、費用を抑えて治療可能
  • 修理や調整が比較的容易

デメリット

  • 厚みがあるため違和感が出やすい
  • 耐久性・熱伝導性に劣るため、食事の感覚がやや鈍くなることも
  • 審美性や装着感には限界がある

「まずは費用を抑えて治療を受けたい」「高額な治療は避けたい」という方には有力な選択肢です。

自費診療の入れ歯:見た目も、心地よさも追求したい方へ

より自然な見た目や快適な装着感を求める方には、自費の入れ歯をおすすめしています。
以下に代表的なタイプをご紹介します。

▶ 金属床義歯(きんぞくしょうぎし)

入れ歯の床部分にコバルトクロムやチタンなどの金属を使用したタイプです。

◎メリット

  • 非常に薄くて軽いため、装着時の違和感が少ない
  • 熱伝導性が高く、温かいもの・冷たいものの温度を感じやすい
  • 変形しにくく、耐久性が高い

△デメリット

  • 金属アレルギーの方には注意が必要
  • 保険外治療のため費用はかかる

▶ ノンクラスプデンチャー(バネの見えない入れ歯)

「部分入れ歯の金属のバネが見えるのがイヤ…」という方に人気なのがこちら。

◎メリット

  • 金属のバネがないため見た目が自然
  • 歯ぐきに似たやわらかい樹脂で、フィット感が高い
  • 軽くて、柔軟性があり、装着感に優れる

△デメリット

  • 修理が難しいケースがある
  • 噛む力が強くかかる部位には不向きな場合も

▶ シリコン義歯

歯ぐきに当たる部分にシリコン素材を用いた義歯で、痛みや違和感が出やすい方に適しています。

◎メリット

  • やわらかい素材で、歯ぐきへの負担が少ない
  • 吸着力に優れており、外れにくい
  • 噛むときのクッション性が高く、痛みを感じにくい

△デメリット

  • 清掃を丁寧に行わないと劣化が早くなる
  • 費用はやや高め

インプラントオーバーデンチャーという選択肢

総入れ歯で安定性にお悩みの方には、「インプラントで固定する入れ歯」という選択肢もあります。
あごの骨に埋め込んだインプラントを土台にして、入れ歯を“カチッと”固定する仕組みです。

◎メリット

  • 外れない・ずれないため、人前でも安心して会話や食事ができる
  • 咀嚼力・満足度が高い

△デメリット

  • インプラント手術が必要
  • 高額になる

あなたにとっての「最良の選択肢」を一緒に考えます

義歯の種類は、単なる「機能の違い」ではありません。
患者様の生活、価値観、未来の健康への思いによって、その選び方は大きく変わります。

あなたの噛み合わせ、合っていますか?~咬合の重要性~

「せっかく作った入れ歯なのに、うまく噛めない」
「違和感があって話しにくい」
「肩こりや頭痛が以前より増えた気がする…」
これらは、咬み合わせ(咬合)不良が原因の可能性があります。
入れ歯治療において、“見た目”や“素材”ばかりに注目されがちですが、咬合(こうごう)=上下の歯のかみ合わせは、快適な生活を送るうえで非常に重要な要素です。
多摩センター田中歯科医院では、機能性・快適性・長期安定性を重視した入れ歯治療を行うために、咬み合わせの診断と設計にこだわっています。

咬み合わせが合っていないと、こんな不調が起こります

一見、入れ歯と関係ないように見える身体の不調。
実はその多くが、咬み合わせのズレからくる「バランスの乱れ」に起因していることがあります。

よくある症状

  • 食べ物がうまく噛めない・左右のバランスが悪い
  • 入れ歯がカチカチ鳴る・外れやすい
  • あごの疲れ・痛み・口が開けにくい
  • 頭痛・肩こり・首の違和感
  • 発音の不明瞭さ・滑舌の悪化
  • 口角が下がって老けて見える

咬合が崩れていると、あごの筋肉や関節、全身のバランスまで影響してしまうのです。

「噛める入れ歯」は、精密な咬合調整から生まれます

多摩センター田中歯科医院では、入れ歯製作時に咬合分析を必ず実施し、以下の点に重点を置いて治療を進めています。

1. 咬合診断

  • 咬合器を用いて、上下の歯の接触関係やあごの動きを精密に分析
  • 顎関節の動きや筋肉のバランスも考慮し、最適な咬合位置を設定

2. 噛み合わせの設計

  • 人工歯の位置や高さをミクロン単位で調整
  • 残存歯や対合歯との関係性も加味して全体のバランスをとります

3. 装着後の調整

  • 実際に使っていただきながら、微調整を数回に分けて実施
  • 強く当たる箇所や噛みづらさを細かくチェックし、“使える入れ歯”へと仕上げていきます

「見た目が整っている=噛める」ではありません

「きれいな入れ歯ですね」と言われても、噛めない・外れる・痛いのでは意味がありません。
入れ歯の本質は、“見えない部分”でどれだけ自然に機能しているかにあります。
多摩センター田中歯科医院では、患者様のかむ力・あごの可動域・左右バランス・咀嚼習慣なども丁寧に分析し、単なる「歯の代わり」ではなく、「本来の咬合を取り戻す治療」として入れ歯を設計します。

咬合が整うと、見た目も若々しくなる

咬み合わせは、顔の輪郭や表情にも大きく影響します。

  • 口角がキュッと上がる
  • 頬がふっくらし、ハリが戻る
  • ほうれい線が薄く見える
  • 発音がクリアになる

これは、咬合が正しく整うことで、表情筋が適切に使われ、顔全体に張りが戻るためです。
つまり、“噛める”入れ歯は、“若返る”入れ歯でもあるのです。

噛み合わせから考える、健康と美しさ

入れ歯治療は、「ただ歯を補うだけのもの」ではありません。
噛み合わせを正しく整えることは、食事・会話・表情・姿勢・全身の健康すべてに関わってくる重要なテーマです。

製作から装着までの流れ ~安心して任せられる工程~

われている方も多いかもしれません。
しかし、実際の治療は精密なステップを一つずつ丁寧に積み重ねるプロセスです。
多摩センター田中歯科医院では、患者様の生活にしっかりと寄り添った、快適で長く使える入れ歯をご提供するために、製作から装着までの各工程において徹底した丁寧さとこだわりを持っています。

  • STEP01

    初診・カウンセリング・検査

    まずは、お口の状態・ご希望・生活背景を丁寧にヒアリングします。
    CT撮影や口腔内診査、かみ合わせの確認などを通じて、患者様にとって最も適した入れ歯の種類や治療方針を立案します。
    「どんな入れ歯がいいのか分からない」「今使っている入れ歯が合わない」
    という方も、まずはお気軽にご相談ください。

  • STEP02

    精密な型取り(一次印象・二次印象)

    入れ歯づくりで最も重要な工程の一つが「型取り」です。
    ▷ 一次印象
    口腔内全体の形状を把握するための大まかな型取りです。ここでは、個人トレー(オーダーメイドの型取り器具)を作るためのデータを採取します。
    ▷ 二次印象
    個人トレーを用いて、より精密な型取りを行います。歯ぐきの柔らかさや筋肉の動きも考慮し、入れ歯がぴったりと吸着するための”土台作り”をします。

  • STEP03

    咬合採得(こうごうさいとく)~かみ合わせの確認~

    上下のあごの位置関係や、かみ合わせの高さ・バランスを記録します。
    咬合器という専用機器を使い、「しっかり噛める」「顎関節に負担がかからない」かみ合わせを設計していきます。
    ここでの誤差が、装着後の快適性や咀嚼力に大きく影響するため、多摩センター田中歯科医院では特に時間をかけて慎重に行います。

  • STEP04

    試適(してき)~人工歯の仮合わせ~

    実際に入れ歯の原型をお口の中で合わせてみる段階です。
    このときは、歯並びや見た目、発音、かみ合わせの確認を行い、必要があれば人工歯の位置や角度を調整します。
    「笑ったときの見え方」や「口元の自然さ」なども確認できる大切なステップで、患者様ご自身にも見て・感じていただきながら一緒に作り上げていきます。

  • STEP05

    完成・装着

    いよいよ入れ歯が完成し、口腔内へ装着します。
    見た目・フィット感・咀嚼力・会話のしやすさなどを一つずつ確認しながら、必要があれば即日微調整も行います。
    装着当日はまだ慣れない感覚があるため、「少し違和感がある」「痛い気がする」といった初期の反応にも細かく対応します。

  • STEP06

    調整・メンテナンス(数回に分けて)

    装着後すぐの状態だけでなく、数日・数週間使用してみての変化も重要です。
    ・食事中の違和感や痛み
    ・外れやすさ
    ・発音のしやすさ
    ・清掃のしやすさ など
    患者様のフィードバックをもとに、複数回にわたって微調整を行うことで、「ようやく自分の歯のように使える」と感じられる義歯へと完成度を高めていきます。

  • STEP07

    定期メンテナンスへ

    入れ歯は”使い始めてからが本番”です。
    口腔内は年齢や健康状態によって変化していくため、入れ歯も”調整しながら長く使う道具”と考えることが大切です。
    多摩センター田中歯科医院では、3ヶ月~6ヶ月ごとの定期メンテナンスを推奨し、入れ歯の状態・お口の清掃状態・咬合バランスをチェックしています。

「あなたにぴったりの一枚」を一緒につくるという姿勢で

私たちは、入れ歯治療を単なる「補綴物の提供」ではなく、
“その人の人生に寄り添うパートナー”を作ることだと考えています。
どんなに優れた素材や技術を用いても、患者様の声を聞かずして、快適な入れ歯は生まれません。

装着後の調整とメンテナンス ~本当の完成はここから~

「入れ歯は完成した瞬間がゴール」
そう思われている方も多いかもしれません。
しかし、実は装着後こそが、本当のスタートです。
入れ歯は「作ったら終わり」ではなく、「使いながら育てていく」もの。
日常生活の中で起こる微妙な変化や違和感に対して、適切に調整とケアを行うことが、快適な入れ歯ライフのカギとなります。

装着後の違和感は「自然な反応」です

入れ歯を初めて装着された患者様の多くが、次のような感想を口にされます。

  • 「少し圧迫感がある」
  • 「歯ぐきがこすれて痛い」
  • 「食べ物の味や温度が感じづらい」
  • 「話しづらい・舌が動かしにくい」

これらは決して「失敗」や「不良品」ではありません。
口腔内の粘膜や筋肉が、入れ歯という“異物”に慣れていない状態であり、使っていく中で少しずつ適応していくものです。
多摩センター田中歯科医院では、装着後の違和感やお悩みに即対応できる体制を整えており、「何度でも調整可能」な治療設計で患者様の安心を支えています。

微調整の繰り返しで“使える入れ歯”に

多摩センター田中歯科医院では、装着後の1~2週間以内に必ず再診をお願いしています。
これは、「使ってみないとわからない」細かなズレや不具合を見つけ出し、快適に噛める・話せる入れ歯に仕上げていくための大切なプロセスです。

具体的な調整内容

  • 痛みが出る箇所の圧力分散調整
  • 食事中の動きやズレの修正
  • 咬合(噛み合わせ)の再調整
  • 金具やバネの位置の見直し
  • 清掃しやすさ・脱着のしやすさの確認

これらを2~3回の通院で改善していきます。
患者様からの率直なご意見をもとに、「使いやすく」「外れにくく」「気持ちよく噛める」状態へと仕上げていきます。

長く快適に使うための定期メンテナンス

入れ歯は、時間とともに「変化するお口」に合わせて調整が必要になります。

  • 歯ぐきやあごの骨の形が変わる
  • 残っている歯の位置がズレてくる
  • 噛み合わせに微妙なずれが生じる
  • 入れ歯の表面がすり減ってくる

こうした変化を放置すると、痛み・不具合・見た目の老化感につながることがあります。
だからこそ、多摩センター田中歯科医院では3ヶ月~6ヶ月ごとの定期点検・調整をおすすめしています。

定期メンテナンスでできること

  • 入れ歯のクリーニング・消臭
  • 内面の補修・リライニング(再適合)
  • 咬合バランスの微調整
  • 破損や劣化の早期発見
  • お口全体の健康チェック(歯周病・口腔乾燥など)

これらにより、入れ歯の寿命を延ばし、将来的な大きなトラブルを防ぐことができます。

保険と自費の比較と費用例 ~明朗な料金説明~

入れ歯治療をご検討される際に、多くの方が不安に感じるのが「費用面の違い」です。

  • 保険と自費、何がどう違うの?
  • 高い入れ歯の方が本当に良いの?
  • 見た目や快適さはどれくらい違うの?
  • メンテナンスや保証はどうなるの?

このような疑問にお応えするために、多摩センター田中歯科医院では「治療前の明確なご説明」と「複数の選択肢のご提示」を徹底しています。
ここでは、保険と自費の入れ歯についての違いと、それぞれの費用感をご紹介します。

入れ歯の種類と特徴の比較表

検査結果とカウンセリングの内容をもとに、複数の治療プランをご提示します。
たとえば──

分類 入れ歯の種類 特徴 見た目 装着感 耐久性 費用目安(税込)
保険 金属床義歯 厚みがあり違和感が出やすいが、費用が抑えられる 約5,000円~15,000円(1装置)
自費 金属床義歯 薄くて軽く、強度が高く装着感◎ 約150,000~300,000円前後
自費 ノンクラスプデンチャー バネが見えず審美性が高い。軽くて柔らかい 約80,000~200,000円前後
自費 シリコン義歯 歯ぐきにやさしく痛みが出にくい 約150,000~250,000円前後
自費 インプラントオーバーデンチャー インプラントで固定。安定性・咀嚼力が非常に高い 約500,000~1,000,000円以上

※価格は設計・部位・本数・材料によって異なります。詳細は個別にお見積もりいたします。

保険治療でも、しっかり噛める入れ歯を目指します

「まずは費用を抑えて治療したい」
「高額な自費治療までは考えていない」
そのような方もご安心ください。
多摩センター田中歯科医院では、保険診療の中でもできる限り「しっかり噛めて、外れにくい」入れ歯づくりを行っています。
また、必要に応じて部分的な補強や調整を重ねることで、快適性を高める工夫も行っております。

自費診療のメリットと、よくある誤解

「自費=高い」だけではありません。
“あなたにとっての快適さ”を追求できる自由度の高さが、自費診療の最大の魅力です。

▼自費治療のメリット

  • 素材や設計を自由に選べる(見た目・強度・軽さなど)
  • 1mm以下の精密なフィット感が得られる
  • 審美性が高く、自然な見た目
  • 噛み心地・発音のしやすさが格段に向上
  • 保証やアフターフォローも充実(※多摩センター田中歯科医院規定に準ずる)

▼よくある誤解

  • ❌「自費の方が痛みが出ない」 → ○ 調整や適合次第です
  • ❌「保険より長持ちする」 → ○ 適切なメンテナンスが前提です
  • ❌「誰でも自費にすべき」 → ○ ご本人の生活背景が最優先です

高いから良い、安いから悪いではなく、あなたに“本当に合うかどうか”が最も大切です。

お見積もりは書面でご提示。ご家族ともご相談ください

すべての治療プランは、事前に明朗な見積書をご提示します。
また、「今すぐ決められない」「家族と相談したい」という方もご安心ください。
ご自宅で検討いただけるように、書面・パンフレットもご用意しております。
また、以下のようなお支払い方法も対応可能です。

  • 現金・クレジットカード
  • 分割払い・デンタルローン
  • 医療費控除のご案内(確定申告対象)

「まずは話だけでも聞いてみたい」「予算に合わせて相談したい」──そんなご相談も歓迎しております。

「費用」ではなく「価値」で選ぶ時代へ

入れ歯は、単なる歯の代用品ではなく、“これからの生活の一部”です。

  • 人前で笑えること
  • 食事が楽しくなること
  • 外出が増えること
  • 表情が明るくなること
  • 生きる意欲が湧いてくること

それらすべてが、適切な入れ歯がもたらす“見えない価値”です。

~あなたの人生にもう一度、笑顔と食事の楽しみを~

「歯がなくても、まあ仕方ないか」
「もう年だから、見た目は気にしないようにしている」
「誰かと食事をしても、なんとなく楽しめなくなった」
そんなふうに、少しずつ何かを我慢するようになっていませんか?
私たち多摩センター田中歯科医院は、これまでたくさんの患者様と向き合ってきました。
そして強く感じるのは、“入れ歯”という治療には、人生を変える力があるということです。

「もう一度噛める」ことが、人生の質を変える

食事は、私たちの生活における最も基本的な楽しみのひとつです。

  • 「好きなものを選べる」
  • 「人と同じ食卓を囲める」
  • 「味わうことを楽しめる」

この当たり前のような日常が、「噛めない」「話しづらい」「外れる」といった不自由によって、どれだけ失われてしまっているか──
多くの方が、入れ歯治療を通じてはじめてその大切さに気づかれます。
「久しぶりに、唐揚げをしっかり噛めました」
「友達と外食に行くのが楽しみになりました」
「孫に“おばあちゃんの笑顔、きれい!”って言われました」
それはただ「噛めた」「話せた」という機能の回復ではありません。
“人生の彩り”を取り戻す、かけがえのない瞬間なのです。

年齢や状態に関係なく、「今」が最善のタイミングです

「もっと若いうちに治療すればよかった」
「今さら遅いのでは…」
そう思ってご相談に来られる方も少なくありません。
しかし、私たちは声を大にしてお伝えしたいのです。
入れ歯治療に、「遅すぎる」はありません。
大切なのは、「これからをどう生きたいか」という想いです。
70代でも、80代でも、90代でも。
「食べたい」「笑いたい」「人と過ごしたい」という気持ちは、いつからでも、何歳からでも叶えていくことができます。

多摩センター田中歯科医院が目指すのは、“人生に寄り添う入れ歯治療”

当院が提供する入れ歯治療は、単なる技術や素材の提供ではありません。
私たちは、「人の想い」に寄り添う医療を目指しています。

  • なぜ、治療を迷っていたのか
  • どんなことに不安を感じているのか
  • どんな未来を望んでいるのか

それらを、ていねいなカウンセリングと確かな技術で受け止めながら、
患者様が「自分らしさ」を取り戻せるような治療を、チーム全体でご提供しています。

まずは“話すこと”から、すべてが始まります

「話だけでも聞いてみたい」
「今の入れ歯が合っていない気がする」
「インプラントとの違いを知りたい」
そんなご相談も、もちろん大歓迎です。
多摩センター田中歯科医院では、無理なご提案や強引な治療は一切いたしません。
まずはじっくりお話を伺いながら、あなたに合った選択肢をご一緒に考えていきます。

“自分らしく笑える毎日”を、私たちと一緒に

歯を失ったことは、終わりではありません。
むしろそれは、「あなたが、これからの人生をもっと豊かにしたいと思った証」です。
私たちは、そんなあなたの想いを全力でサポートします。

そして、あなたがもう一度、食事を楽しみ、会話を楽しみ、人生を前向きに歩めるように──
そのための“新しい一歩”として、入れ歯治療をご提案させていただきます。
どうぞお気軽に、多摩センター田中歯科医院までご相談ください。

あなたの人生に、もう一度、笑顔と食事の喜びを。

ホームページ運営について

多摩センター田中歯科医院では、患者さまに正確で信頼性の高い医療情報を安心してご覧いただける環境づくりを大切にしています。そのため、当院のホームページは、歯科医師の監修のもと、各診療内容や予防知識に関する情報を適切に管理・発信しております。
また、私たちは医療法に基づく広告ガイドラインを遵守しています。
すべての情報は、公正かつ中立の立場で編集されており、患者さまにとって本当に役立つ内容であることを多摩センターの歯医者・歯科として心がけています。

当院が遵守している基準

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